【VALORANT】メタ考察 ブリムストーン軸(リリース〜2020年7月12日)
※この記事は、2020年1月15日時点のライアットゲームズのサービス規約*1とLegal Jibber Jabber*2に同意した上で執筆されています。Riot Gamesはこのプロジェクトを推奨または後援しません。
ブリムストーン軸
概要
まずリリースされてトップメタに成り上がったのが、セットアップ主体のブリムストーン軸です。
スモークを3箇所に展開できるスカイスモークや、スパイク設置後の時間稼ぎやクリアリングに適したアビリティを持つブリムストーンはサポーターとして非常に魅力的であり、また新規参入勢にとっても扱いやすかったことから、この時期に多く見られました。
各大会におけるエージェントピック率
日本大会『RAGE Invitational』6月20〜21日
アメリカ大会『T1 x Nerd Street Gamers Showdown』6月26〜28日
ヨーロッパ大会『Vitality European Open』7月4〜12日
特徴
ブリムストーン軸の特徴はセットアップ主体ということです。
セットアップとは
攻撃
スカイスモークを起点にデュエリストが一斉に突入するスタイルは、この時期特有の戦術です。
Pulse Invitational - Cloud 9 vs. Gen.G [Bind]
11ラウンド目
T1 x Nerd Street Gamers Showdown - TSM vs. T1 [Ascent]
15ラウンド目
スパイク設置後にセージのバリアオーブ、ブリムストーンのインセンディアリー、オービタルストライクなどを組み合わせた時間を稼ぐ戦術も頻繁に見られました。
RAGE Invitational - Lag Gaming vs. Absolute JUPITER [Bind]
19ラウンド目
T1 x Nerd Street Gamers Showdown - TSM vs. T1 [Haven]
16ラウンド目
Vitality European Open - G2 vs. Prodigy [Haven]
8ラウンド目
スカイスモークは奥からの射線を切ることができますが、完全ではありません。
そこで、セージのバリアオーブのように射線を完全に切ることのできるアビリティや、ソーヴァのリコンボルト、オウルドローンやレイズのブームボットなどの手前側の死角をクリアリングできるアビリティがセットアップの補完として優れていました。
RAGE Invitational - Crazy Raccoon vs. Sunsister Rapid [Bind]
7ラウンド目
Pulse Invitational - Cloud 9 vs. Gen.G [Bind]
4ラウンド目
しかし欠点として、攻撃側の攻め始める前兆が敵に伝わってしまうため、防衛側はアンチとしてセージのスロウオーブやバリアオーブを使ってスカイスモークを枯らすまでの時間稼ぎを行うことが可能でした。
RAGE Invitational - Lag Gaming vs. Absolute JUPITER [Ascent]
15ラウンド目
T1 x Nerd Street Gamers Showdown - TSM vs. T1 [Ascent]
22ラウンド目
このように、オペレーターで遠くからサイト侵入口を監視していても、バリアオーブを貼りに前へ詰めるくらいのポテンシャルをセージは持っていました。
防衛
防衛側はスカイスモーク越しに情報を得るために、サイファーのトラップワイヤー、スパイカメラやソーヴァのリコンボルト、オウルドローンなどを用いることは重要でした。
RAGE Invitational - Absolute JUPITER vs. AVALON Gaming [Bind]
4ラウンド目
Pulse Invitational - Cloud 9 vs. Gen.G [Bind]
7ラウンド目
さらにセットアップ対策として、レイズのペイント弾、ソーヴァのショックボルト、ブリムストーンのインセンディアリーなどでスパイク設置地点を威圧する作戦も見受けられました。
RAGE Invitational - Absolute JUPITER vs. AVALON Gaming [Bind]
6ラウンド目
T1 x Nerd Street Gamers Showdown - Immortals vs. T1 [Split]
3ラウンド目
15ラウンド目
まとめ
この時期の主要な構成は以下の通りです。
軸:ブリムストーン
・1デュエリスト(特にレイズ)
・ソーヴァ
・2センチネル(サイファー、セージ)
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