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T有利マップ Dust2 でのCTの抗い方 -第6章- Aでの最終抗戦方法

これの続き 

amboxambo.hatenablog.com

  

 

 

2章AWPでのワンピック3章4章初手セットアップ5章マップコントロールは、どれもサイトでの戦闘を楽にさせる手法というだけで、結局のところサイトでの抗戦方法を知らなければどれも意味がないです。

 

ここではA守りについて述べていこうと思います。

 

 

A周辺コールアウト/用語

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最終抗戦方法

 

カウンタースモーク

 

サイトに敵が入ってきそうなら、投げ物を使って時間稼ぎしましょう。

特にスモークは20秒弱も時間を稼ぐことができる上に壁も作れます。

上手く立ち回れば、多くのキルを獲得することもできます。

 

 

サイト

 

ESL Pro League Season 9 G2 vs. Liquid

20ラウンド目 Twistzz

Twistzz は敵を視認していませんが、危険を察知し、自分の目の前に壁を作ります。

結果、CTベースにいた EliGE が Aサイトに来るまでの時間稼ぎ + 1キルを取ることができました。

 

 

IEM Katowice 2020 Natus Vincere vs. Liquid

5ラウンド目 EliGE

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突如ロングが崩壊して、A挟みを避けられない状況に陥った EliGE は、最後の悪あがきとしてロング側に壁を作ります。

自分の居場所がバレた後は、ワンチャンに賭けてロング側と交戦します。

 

 

IEM Katowice Fnatic vs. G2

5ラウンド目 KRIMZ

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降りるセットに対して壁を作り、挟みを回避して1キルしています。

 

 

こういったカウンタースモークは射線を切る以外にも、1wayスモークとして使えます。

 

IEM Katowice Natus Vincere vs. FaZe

28ラウンド目 s1mple

スモークのおかげで1way環境を作り出すことができ、Boombl4 が注意を引いてくれた要因もあり、そのままファインプレーへと繋がりました。

 

 

IEM Katowice G2 vs. Natus Vincere 

23ラウンド目 s1mple

挟まれているのにも関わらず、目の前のスモークを巧みに使って射線を切り、2キルを取っています。

  

 

ESL Pro League Season 11 Virtus.pro vs. OG

15ラウンド目 valde

サイトギリギリまで敵が来るのを待ち、ショートにいた mantuu のフラッシュでピークします。

 

 

ロング

 

T字へのカウンタースモークは非常に強力です。

死角が多すぎるので、スッと抜けることができます。

 

 

DreamHack Masters Spring 2020 Astralis vs G2

2ラウンド目 huNter-

huNter- は CTベースの JaCkz からフラッシュを貰い、CT坂にスッとピークしています。

 

 

IEM Katowice Natus Vincere vs. FaZe

21ラウンド目 electronic

electronic は位置がバレた後、カウンタースモークで自分の居場所を分からなくさせて、且つ敵の侵攻に対してプレッシャーをかけています。

結果、ロングの2人を個々撃破できました。

 

 

ESL Pro League Season 8 Heroic vs. Astralis

15ラウンド目 gla1ve

ロングど真ん中に炊くスモークは、ロングの侵攻を足止めできる上に、このように各個撃破できるポテンシャルを持っています。

 

 

失敗例

 

あくまでT有利の状況に抗う手段なので、このように1キルできず失敗することも多いです。

 

ESL One Cologne 2015 Fnatic vs. EnVyUS

11ラウンド目 JW

JW は巧みにロング側からの射線を切りましたが、そもそもショートとの戦闘で敗北しています。

apEXのラークは無くても状況は変わっていなかったでしょう。

 

26ラウンド目 kennyS

kennyS はロング側の射線を切り、NBK はショートに逃げましたが、2人ともそもそものショート攻めに抗うことはできませんでした。

 

 

IEM Katowice Natus Vincere vs. FaZe

14ラウンド目 olofmeister

投げるのが遅かったので、位置がバレてスモークが意味を為さなかったです。 

 

 

IEM Katowice Astralis vs. Natus Vincere

6ラウンド目 device

プロレベルではカウンタースモークを炊くのがメタなので、Tはこのように時間をかけてロングを侵攻することでスモークを枯らせることができます。

(CTがエコなのでゆっくり攻めた要因もありますが)

 

 

このように、ただスモークを炊くだけでは効果が薄く、その後の戦闘にどのように生かすかが重要です。

 

様々なスモークを試して、自分の得意な「壁の作り方 + その後の立ち回り」を見つけましょう。

 

 

 

ぴょんぴょんするんじゃぁ^~

 

Aサイトを明け渡した後に行える小技です。

 

CT坂・エレメント付近でぴょんぴょんしましょう!

ロングが取られていたとしても、オープン設置を阻止することができる上に、サイト内で無防備に佇んでいる敵を一方的に撃つことができます。

 

 

Asia Minor East Asia Closed Qualifier - StarLadder Major 2019 Ignis vs. Absolute

18ラウンド目 takej 

 

 

IEM Katowice 2020 Natus Vincere vs. FaZe 

 19ラウンド目 electronic

 

 

FACEIT Major: London 2018 Ence vs. Optic

20ラウンド目 allu 

 

 

ESL Pro League Season 11 G2 vs. OG

1ラウンド目 NBK- 

 

 

ラスト敵のHPが少ないことが分かっているなら、積極的にぴょんぴょんまぐれショットを当てていきましょう。

 

 IEM Beijing-Haidian 2019 Astralis vs. FaZe

 10ラウンド目 gla1ve

 

 

 ESL One Cologne 2014 Virtus.pro vs. Team LDLC

 30ラウンド目 KQLY

 

指摘があったので補足。

KQLY はチートツールを使用していたプロプレイヤーとして有名で、特にこのプレイはガチチートと思われがちです。しかしチートを使っていまいが、当たるときは当たります。

参考までに、確率論を根拠に KQLY のチートプレイを言及する動画。

正直ナンセンスだと思います。ゲームシステム的に0.000001%でも可能性があるならば、検証実験は全く意味を持たないでしょう。むしろこの動画が証明したのは、このプレイでチートが使われていたことではなく、誰でも25%の確率でこのプレイを実行できることです。この時代にはまだなかったですが、Cold jumping AWP や s1mple no scope など更なる高乱数プレイがノンチートで行われた現状を顧みると、この検証がいかに意味がないか分かるでしょうか。決してチーターを擁護しているわけではないです。以上。

 

 

閑話休題。話が完全に逸れました。

 

 

陣営は逆だが、同じことができる例。 

 

ESL ESEA Pro League Finals Cloud9 vs. Fnatic

 26ラウンド目 flusha

  

 

ただし、ぴょんぴょんしすぎると警戒されるので注意しましょう。

 

Asia Minor East Asia Closed Qualifier - StarLadder Major 2019 Ignis vs. Absolute

5ラウンド目

 

  

ぴょんぴょんを警戒した設置

 

UTAGE Japan League Season 2 Absolute vs. Ignis

2ラウンド目 

 

 

ゆえにこれが、比較的オープンで且つ安全に設置できるデフォルト設置と言えるでしょう。

 

この設置場所も知らない人が多い印象です。

CT坂取れてないのに舐め腐ってロング設置するTに対しては、ぴょんぴょんでフリーキルをお見舞いしましょう。

 

 

ブースト

 

CT坂・エレメント付近でブーストをすることも可能です。

 

IEM Katowice 2020 Natus Vincere vs. FaZe 

10ラウンド目 NiKo 

 

 

ESL Pro League Season 9 FaZe vs. Ninjas in Pyjamas 

5ラウンド目 REZ

 

 

ESL Pro League Season 11 Natus Vincere vs. OG

20ラウンド目 electronic 

 

ぴょんぴょんよりも広範囲を安定して見れますが、バレるとモク抜きされて1発KOなので気を付けましょう。

  

 

敵のスモークを活用

 

当然ですが、スモークは使い方次第で敵有利にも味方有利にもなります。

 

 

ロング攻め

 

T字にスモークが使われた場合は、サイト内の一部がロングから見えなくなります。

 

 

ESL Pro League Season 11 Liquid vs. Evil Geniuses

5ラウンド目 Stewie2K 

 

 

IEM Katowice 2020 Natus Vincere vs. Liquid 

15ラウンド目 nitr0

 

 

IEM Katowice 2020 Natus Vincere vs. FaZe

22ラウンド目 electronic 

 

  

ESL Pro League Season 11 Natus Vincere vs. OG

20ラウンド目 s1mple 

 

 

ロング攻め(エコ)

 

ピストルしか武器がないなら、1発逆転を狙ってスモークに隠れましょう。

 

 

IEM Katowice 2020 Natus Vincere vs. Fnatic

18ラウンド目 electronic

スモークの隙間に隠れています。

 

 

IEM Katowice 2020 mousesports vs. Tyloo

8ラウンド目 Summer

スモークの隙間から顔を出しています。

 

 

IEM Katowice 2020 Astralis vs. Natus Vincere

11ラウンド目 device

スモークの切れ間を覗いています。

 

 

ショート攻め

 

スモークで壁ができるので、Aサイト内で守らざるを得なかった人は前目に詰めることができます。

 

 

IEM Katowice 2020 Fnatic vs. G2

6ラウンド目 Golden

  

 

IEM Katowice 2020 100 Thieves vs. mousesports

20ラウンド目 frozen

 

 

ESL Pro League Season 11 Fnatic Rivalry vs. mousesports

23ラウンド目 frozen

 

 

 

フレンドへ

私が視聴していた大会で frozen がよくこのプレイをしていたので、これらの場所は frozen と呼ぶことにします。

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ただし気をつけるべき点が1つあって、TはこのようなCTの詰めるプレイを避けるために、スタンダード段階で威圧のモク抜きをすることがあります。

もし抜かれた際は敵の方が一枚上手だったと諦めるか、がんばって弾を避けましょう。

ちなみに上の frozen も弾を避けています。

 

 

ロングからフラッシュ

 

ピットやロングが取れていればできる作戦です。

ロングの人はAサイトに向かってフラッシュを投げてあげましょう。

 

 

ESL Pro League Season 4 Cloud9 vs. Winterfox

22ラウンド目 n0thing → Skadoodle

 

 

ESL Pro League Season 11 Virtus.pro vs. OG

4ラウンド目 valde → Aleksib

 

 

ESL One: Road to Rio - Europe mousesports vs. G2

3ラウンド目 JaCkz, nexa → kennyS

CTからカバーに来た nexa もフラッシュを投げてカバーしています。

 

9ラウンド目 JaCkz → huNter-

 

 

ESL Pro League Odense 2018 Natus Vincere vs. Liquid

5ラウンド目 Edward, Zeus → electronic

Zeus のフラッシュは勢いが強すぎて食らってませんが^^;

 

 

 

 

 

お手本

 

まとめ

今までの要素を多く含んだ、お手本のように素晴らしいラウンドを紹介します。

 

 

IEM Katowice 2020 Fnatic vs. G2

9ラウンド目

 

①3人でロングを取る。

②ロングで JW が flusha を釣りカバー。(3章

③ロングが取られたのでショートを取る。(5章

 

 

IEM Katowice 2020 Natus Vincere vs. FaZe

10ラウンド目

①ロングで NiKo がAWPで1stキルを狙う。(2章

 

②ロングが取られたのでショートを取る。(5章

→その後もロングにアクションがかかり続けるので、Bをプッシュ。

→本命ロングが確定。

 

③olofmeister がカウンタースモークを投げる。(6章)

④rain がショートからモロトフを投げて設置を阻止(5章

⑤coldzera のぴょんぴょん (6章)

 

 

ESL One: Road to Rio - Europe mousesports vs. G2

4ラウンド目

①初手ロングラッシュに敗北。

→人数差を補うため賭け + マップコントロール理論に従い、AmaNEk と nexa がBトンをプッシュ。

→そこに kennyS がカバーに加わり、センターラインを完全に掌握する。

→本命ロング確定(5章

 

②本命攻めの際、AmaNEk と nexa がそれぞれカウンタースモークを使い、40秒以上時間を稼いだ。(6章)

 

 

DreamHack Masters Spring 2020 Fnatic vs FaZe

25ラウンド目

①センターで NiKo がAWPで1stキルを狙う。(2章

②NiKo がロングのカバーに回り、2人でロングを詰める。(5章

③Aセットに対して、rain が前に詰める。(6章)

④NiKo がロングからAサイトに向かってフラッシュを投げてカバーする。(6章)

 

 

UTAGE Japan League Season 2 Absolute vs. Ignis

17ラウンド目 berce, Laz

 

①武器差があるので初手LTとハイミッドをプッシュ。(5章

→隙を見て Laz がBトンをプッシュ。

→本命ロング確定(5章

 

②crow がカウンタースモークを投げる。(6章)

③barse が takej のフラッシュでT字にピークする。(6章)

④Laz がサイトで敵のT字スモークを利用して1キルする。(6章)

⑤Laz がエレメントからぴょんぴょんしてサイト内を確認する。(6章)

 

 

 

次 B守り 

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